プレミアリーグ第8節  Luton vs Spors  

10/7 Kenilworth Road

 

Luton 0 - 1 Spurs


<試合内容>

ルートンタウン(17位)がホームでトテナム(2位)を迎え撃つ。昇格チームのルートンのスタジアムは規模は小さい田舎のスタジアムで選手と観客の距離が近い。開始15分まではトテナムの技術とプレスに全く対応できず決定機を3回ほど作られていたが、徐々にルートンがペースを掴む。前半終了間際にビスマが2枚目のイエローで退場したことで後半はルートンが決定機を作り出した。サイドバックの裏を徹底的に狙いそこからのクロスで得点の可能性を見出していた。52分にコーナーキックの流れからマディソンの突破でポケットに侵入しファンデヘンのゴールをアシストする。その後はポステコグルーの采配で逃げ切る。

 

<ルートンタウンについて>

・良かった点

 トテナムのポゼッションに序盤は苦労したが徐々に適応し、前半の中盤あたりからは決定機を作らせなかった。トテナムが10人になってからは、サイドからのクロスで決定機を数回作り、決め切る力だけが足りていなかった。9番のモリスは体格の良さを活かして終始戦う姿勢を見せ前線で起点になり続けた。またセットプレーでも4番のロッキャーをターゲットにして得点の可能性があるように感じた。

・悪かった点

 後半のMFとFWの3枚替えが全く機能しなかった。それまでは流れが良かったが、交代で入った3枚が全員前線でボールを受けようとして中盤からサイドへの展開がなくなってしまい、チャンスを作っていたサイド攻撃が減ってしまった。ホームでの試合だったが後半の終盤は戦う姿勢が減ってしまったように見られた。

<トテナムについて>

・良かった点

 前半から選手個人のクオリティとチームの成熟度の差を見せつけ決定機を数回作り出した。相手の守備が落ち着いてきたら決定機を簡単に作れなくなったが、ポゼッションは続け相手に得点のチャンスを作らせなかった。後半は1人少なくなったが、セットプレーからマディソンのクオリティで得点の生み出した。そして相手のサイド攻撃には5バックと中盤に守備範囲が広いホイビュアを配置してうまく対応し守り切った。選手全体が戦術を理解してゲームを進めている印象があった。特にマディソン、クルセフスキ、ソン、ロメロは試合をコントロールするのが上手だと感じた。

・悪かった点

 リシャルリソンはチャンスをものにする必要があった。ビスマのシミュレーションは必要なく、試合を難しいものにしてしまった。ビスマとサールのボランチはクオリティは高いが、まだ改善されていく必要がある。