プレミアリーグ第5節 ウエストハム vs マンチェスター・C ウエストハムのマンC対策は効果があったのか

9/16 London Stadium 
West Ham 1 - 3 Manchester City
 

ウエストハム

 

マンチェスター・C

 

<試合内容>

 ==前半==

ウエストハムは前線からのプレスを早々にやめて自陣でマンCの攻撃を受け止める。マンCは両SBも高い位置を取り押し込むがスペースが少ない。その中でもドクの突破やグバルディオルのインナーラップが決定機を作る。36分ウエストハムが狙い通りのカウンターで先制して前半を終える。

==後半==

マンCはカイルウォーカーを偽SBに修正することで前線の人数を減らしスペースを作り出す。後半早々にドクのドリブル突破から追いつく。ウエストハムは前半よりおされる時間が増え76分にループのスルーパスを通され追加点を許す。オープンな展開になりハーランドに決められる。

 

ウエストハムについて>

・良かった点

 前半は自陣で守備をする際、ボランチがディフェンスラインに吸収されないことでカウンターの時に前進できていた。パケタのキープ力を武器にプレスを回避し、マンCの攻め上がってくるSBの裏を狙い攻撃をしたことでカウンターからの得点を生み出す。ウォードプラウズのセットプレーも得点への大きな可能性になっていた。

・悪かった点

 前半の守備ではカウンターに迫力を出すためボランチを下げすぎなかったことでマンCにポケットを狙われ2度ハーランドに決定機を作られた。後半はマンCがカイルウォーカーの立ち位置を変える対策をしてきたことに対応できず失点してしまった。

・今後について

 カウンターやセットプレーのクオリティが高いためリーグ前半戦は勝ち点を積み上げやすいと感じる。カウンターを得意とするリヴァプールマンUを相手にした時の戦い方に注目したい。

マンチェスター・Cについて>

・良かった点
 後半からのカイルウォーカーの立ち位置変更。前半サイドに張っていたSBを偽SBの位置に変更することで前線の人数を減らしスペースを生み出した。ドクは突破する力と決定力をアピールできた。デザインされたCKで決定的なチャンスを作っており、セットプレーからの得点も可能性があった。
・悪かった点
 難しいシュートにはなっていたが、ハーランドが前半の2度の決定機を1つでも決めていれば早くに試合が決められていた。
 
ウエストハムのマンC対策は効果があったのか>
マンCのSBを上がらせてその裏を狙ったカウンターは非常に効果的だった。結果として前半は効果的なカウンターとセットプレーでいくつかのチャンスを生み出していた。ただ、後半から対策されてしまい、チャンスを生み出しづらくなってしまった。マンC相手の時、対策が1つでは不十分だった。また、ボランチを下げないことで前半にも決定機を作られており、失点の可能性も高かったため対策は効果が少なかった。